宇宙開発委員会 第5回ISS特別部会 |
【議事次第】 | 【要旨】 | |||
1. | 日時 | 平成22年6月11日(金)15:00〜17:05(予定は18:00) | 【議題1】 JAXAの白木理事が資料5-1-1(運用経費・今後の見込み)を6分程で説明し、続いて文科省の松浦室長が資料5-1-2(運用経費の効率化)を3分程で説明した。其の後、40分弱の質疑応答があった。 【議題2】 文科省の松浦室長が資料5-2-1(報告書たたき台)を20分程で説明した後、1時間弱の質疑応答があった。 (向井委員が「JEM運用費と言うが、其の殆どが維持の為の費用でであり、宇宙実験を支援する費用であって、研究者にグラントとして出す費用が無いのが問題である。」と云う主旨の発言を繰り返していたのが特徴的であった。向井委員の置かれた環境から、「JEMがある以上、其処から優秀な実験成果を引き出す事が重要である。」と考えられて当然ではあるが、其の様な視点からだけでは此の特別部会の議論としては不十分である。宇宙有人活動に於いて、米国を唯一の国にしない為に、日・欧・加が国力相応の協力をし合い、4極でISSの開発に取り組んできたのである。此の目的の為にISSおよびJEMを維持する為の経費は必要不可欠であって、其れがJAXAから申請されているのである。従って、「本来、其の費用は科学者に出すグラントに使われるべきだ。」と云う主張は誤りであり、「其の費用とは別に、同程度又はX割程度の予算をグラントにも充てて欲しい。」と云う主張であれば正当なのである。「当然」と思う部分の整合が取れていないので、議論になって居なかった。また、「省庁横断的な協力関係を構築する。」と云う観点が一向に発信されない事が、委員各位に「JAXAがISSの維持から利用の振興まで全てを賄うのが当然である。」と云う観念を抱かせているのかも知れない。) |
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2. | 場所 | 文辞科学省 3階 3F1特別会議室 | ||
3. | 議題 | |||
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