宇宙開発委員会 第1回推進部会

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成22年7月16日(金)10:00〜12:10 【議題1】 文科省の瀬下補佐が資料1-1-1(はやぶさ2調査審議について)を3分弱で説明し、続けて資料1-1-2(はやぶさ2評価実施要領)を3分強で説明した後、2分強の短い質疑応答があった。続けて、JAXAの吉川氏が資料1-1-3(はやぶさ2)を30分弱で説明した後、25分強の質疑応答があった。(「はやぶさ」は数々の試練を乗り越えて小惑星「イトカワ」への往還のミッションを果たした。「はやぶさ2」では、此の経験を活かし、其れら困難を回避する確実な航海術を確立する。目標とする小惑星は「イトカワ」とは異なるタイプのC型小惑星を選び、「はやぶさ」同様の観測の外、其の表面に衝突体をぶつけて、出来たクレータを観測すると共に、其の時散乱した天体内部の成分のサンプル収集も試みる。観測対象の小惑星との相対位置関係が最適になる、2014年打上げを前提に開発を行ないたい。)

【議題2】 文科省の小林係長が資料1-2-1(イプシロン調査審議について)と資料1-2-2(イプシロン評価実施要領)を合せて4分程で説明した後、JAXAの森田プロマネが資料1-2-3(イプシロンについて)を40分弱で説明した。其の後20分余の質疑応答があった。(新小型固体と称して研究開発を進めて来たが、此れ以降「イプシロンロケット」と呼ぶ。20〜30億円を目標に開発研究を行なって来たが、各種原材料費の高騰を受けたりする中、開発計画の細かな見直しを積上げ、現在38億円の見通しを得ている。(M-Xは75億円)此の打上げ能力は低周回軌道に1.2トンでM-Xの1.8トンに比べて2/3の能力で、科学観測衛星ニーズに良く適合している。尚、大幅なコスト低減はインテグレーション/運用コストの削減に依る処が大きく、此の技術はH-Uや他の打上げシステムにも応用が期待できる。)

【議題3】 文科省の瀬下補佐が今後の予定説明した後閉会となった。
 
2. 場所 中央合同庁舎4号館 1階 全省庁共用108会議室
3. 議題
  (1) はやぶさ2プロジェクトの事前評価について
(2) 小型固体ロケット(イプシロンロケット)プロジェクトの事前評価について
(3) その他
4. 資料
   推進1-1-1 宇宙開発に関する重要な研究開発の評価 はやぶさ2プロジェクトの事前評価に係る調査審議について
推進1-1-2 はやぶさ2プロジェクトの評価実施要領(案)
推進1-1-3 はやぶさ2プロジェクトについて
推進1-2-1 宇宙開発に関する重要な研究開発の評価 小型固体ロケット(イプシロンロケット)プロジェクトの事前評価に係る調査審議について
推進1-2-2 小型固体ロケット(イプシロンロケット)プロジェクトの評価実施要領(案)
推進1-2-3 イプシロンロケットプロジェクトについて
参考1-1 宇宙開発委員会 推進部会の今後の予定について