第13回定例会議

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成22年3月24日(水)14:00〜15:50 【議題1】 東大の浅島教授が資料13-1(「きぼう」科学実験テーマ)を16分程で説明した後、JAXAの田中 宇宙利用センター長を交え15分程の質疑応答があった。

【議題2】 JAXAのJEM運用の横山サブマネが資料13-2-1(山崎飛行士準備状況)を、小沢 有人……保証室長が資料13-2-2(同・安全確認結果)を、両者合わせて20分程で説明した後、1分半の短い質疑応答があった。

【議題3】 JAXAの川口教授が資料13-3(「はやぶさ」再突入計画)を14分程で説明した後、國中教授を交えて15分程の質疑応答があった。(「はやぶさ」は化学推進装置の故障が発生した事で、地球への帰還が大変遅れたが、イオン推進エンジンに依る軌道変換を重ね、本年6月に地球外縁部を通過する軌道に乗っている。地球に近付いてから60日程掛けて数回に分けてイオン推進エンジンを作動させ、オーストラリアの人口が密集していない領域にカプセルを回収する見込みが出来た。其の回収ミッションの承認をオーストラリア政府から取得する手続きを行っており、詳細な回収日程を発表する事が出来ない。尚、回収ミッションに対する基本合意は締結済みであり、最終承認を待っている処である。)

【議題4】 JAXAの河内山理事が皮切りで、今野プロマネが資料13-3(LNG推進系)を18分程で説明した後、6分程の質疑応答があった。(GX計画の中止とLNGエンジンの開発継続は4大臣による決定事項として既に報道された通りであるが、今回は、今迄に行った地上燃焼試験で満足できる結果が得られた事、将来のLNGエンジン実用に対する課題、平成22年度の開発計画概要について説明が行われた。)


【議題5】 文科省の金子補佐が宇宙開発の現状報告を説明し、資料13-5-2(赤外線天体カタログ)を添付したとの報告をした後質問は無く、その後、第12回の議事録が承認された。
 
2. 場所 文部科学省18階 宇宙開発委員会会議室
3. 議題
  (1) 国際宇宙ステーション計画・日本実験棟「きぼう」における科学分野実験候補テーマの選定結果について
(2) 山崎宇宙飛行士のスペースシャトル搭乗ミッションについて
(3) 小惑星探査機「はやぶさ」の現状と今後の予定について
(4) LNG推進系の研究開発について
(5) その他
4. 資料
  委13-1 「きぼう」船内実験室第2期利用後半期間の科学分野候補テーマ選定結果について
委13-2-1 山崎宇宙飛行士スペースシャトル搭乗ミッションについて―ミッション概要及び準備状況ー
委13-2-2 同―日本人搭乗員の安全確認結果―
委13-3 「はやぶさ」試料回収カプセルの再突入に係る計画について
委13-4 LNG推進系の研究開発について
委13-5-1 宇宙開発の現状報告(平成22年3月24日〜3月30日)
委13-5-2 (プレスリリース)新世代の赤外線天体カタログ、日本から世界に公開へ
委13-5-3 第12回宇宙開発委員会議事要旨