第23回定例会議

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成22年6月23日(水)14:00〜15:22 【議題1】 文科省の松浦室長が資料23-1-1(ISS部会中間とりまとめについて)を7分余で説明した後、池上委員長が資料23-1-2(ISS部会中間とりまとめ)を20分以上掛けて説明した。其の後20分を超える質疑応答があった。尚、パブリックコメントに掛けるかも知れないと予想していたが、其の様な企画は無い様である。此の儘文部科学大臣に報告する事になるらしい。(NHKがビデオカメラ取材に来ていたが、松浦室長の説明の途中で中座した。)(どう云う訳か、松浦室長が特別部会の報告書の要旨を特別に作成して其れを説明した。更に、部会長を務めた池上委員長が、更に長い時間を掛けて報告書を説明した。説明の最後に10年後に見直しても読み甲斐のあるものに纏められたと自負していたが、極めて強い思い入れがある様である。また、ISSを利用する研究者に対して研究資金を出す様にするとの記載があるが、青江委員が其れに対し「地上研究を行う研究者に対して不公平にならない様に留意すべきである。」との注文を付けた。ISSの利用を活発にする事に熱心になり過ぎ、過剰な支援を行ってしまったら、後世に長く影響を与える様な禍根を残さないとも限らないので、大変有難い指摘だと感じた。また、池上委員長はHTVの回収機能付加にも、過剰な関心と自信を持っている様に感じた。)

【議題2】 JAXAの本間理事が資料23-2(準天頂の打上げ延期)を7分余で説明した後、11分余の質疑応答があった。
(準天頂衛星には外国製のリアクションホイールを使用しているが、其のメーカでの試験で他の衛星に搭載予定のホイールに不具合が見つかり、其の原因が潤滑油への不純物の混入である事が判明した。準天頂衛星に使われて居るホイールには、同じロットの潤滑油が使われて居た為、メーカからの連絡を受けて、対策を決断した。ホイールを取り外し、メーカに返送し、回転支持部の交換の後、所定の評価を行ったものを返送して貰って再組立する。此の対策を行う事により、本夏期の打上げ期間の最後である9月末に間に合う事になる見込みである。)

【議題3】 文科省の萩原補佐が現状報告を5分弱で説明した後、3分程の質疑応答があり、其の後第22回の議事録が承認された。
 
2. 場所 文部科学省18階 宇宙開発委員会会議室
3. 議題
  (1) 国際宇宙ステーション特別部会中間とりまとめについて
(2) 準天頂衛星初号機「みちびき」の打上げ延期について
(3) その他
4. 資料
   委23-1-1 国際宇宙ステーション特別部会中間とりまとめについて
委23-1-2 国際宇宙ステーション特別部会中間とりまとめ
委23-2 準天頂衛星初号機「みちびき」の打上げ延期について
委23-3-1 宇宙開発の現状報告(平成22年6月16日〜6月22日)
委23-3-2 第22回宇宙開発委員会議事要旨