第 2 回推進部会

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成23年6月27日(月)14:00〜17:15 【議題 1-1】 JAXAの長谷川執行役が資料2-1-1(はやぶさ2の位置付け)を4分弱で説明し、続いて神戸大学の向井名誉教授が資料2-1-2(はやぶさ2の目的・意義)を14分程で説明し、更に名古屋大学の渡邊教授が資料2-1-3(はやぶさ2・小惑星探査に向けて)を18分弱で説明した。其の後1時間程の質疑応答があった。(両教授は「有識者」と云う呼ばれ方で審議に参加した、宇宙科学分野の研究者である。渡邊教授は1992年に設立された「日本惑星科学会」と云う新しい学会の会長を務めていらっしゃる。此の学会で期待している様な企画が、中々「はやぶさ」計画に反映されないと云う不満を強くお持ちの様子で、後に続く審議でも積極的に議論に参加されていた。其のご不満の原因は、どうやら「惑星探査」と云うプロジェクトが、ISASが今迄築き上げて来た「大学共同利用機関」では扱いきれない、開発費を多く必要とする「国家政策判断に従って始まる技術開発の挑戦」と云う一面から、科学者の興味と関心をプロジェクトに反映させる時間余裕なく進めなければならない事に起因している様である。渡邊教授には、もう少し気長に見て頂けば、「不満」どころか、20年30年という長期に亙って系統的な研究を続けられる素晴らしい機会であると云う考えも持てるのではないかと云う事を感じた。)

【議題 1-2】 事務局の瀬下補佐が資料2-1-4(ミニマムサクセス)を3分余で説明した後、続いてJAXAの吉川プロマネが資料2-1-5(サクセスクライテリア)を4分余で説明した。其の後、30分近くの質疑応答があった。

【議題 1-3】 JAXAの吉川プロマネが資料2-1-6(質問に対する回答)を24分程で説明した後、28分程の質疑応答があって審議を終了した。
2. 場所 文部科学省18階 宇宙開発委員会会議室
3. 議題
(1) はやぶさ2プロジェクトの事前評価について(右参照)
(2) その他
4. 資料
推進2-1-1 はやぶさ2プロジェクトの位置付けについて
推進2-1-2 はやぶさ2の目的・意義 外部からのコメント
推進2-1-3 はやぶさ2プロジェクトについて 宇宙科学コミュニティが支える小惑星探査に向けて
推進2-1-4 はやぶさ2プロジェクトの事前評価におけるミニマムサクセスについて
推進2-1-5 「はやぶさ2」のサンプルリターンに係るサクセスクライテリアについて
推進2-1-6 はやぶさ2プロジェクトの事前評価質問に対する回答
推進2-1-7 はやぶさ2プロジェクトについて(A改訂)
参考2-1 宇宙開発委員会 第1回推進部会議事録(案)
参考2-2 宇宙開発委員会 推進部会の今後の予定について