第 25 回定例会議 |
【議事次第】 | 【要旨】 | |||
1. | 日時 | 平成23年8月31日(水)14:00〜15:05 | 【議題 1】 国立天文台の常田教授が資料25-1(「ひので」の観測結果)を30分弱で説明した後、25分弱の質疑応答があった。(太陽観測衛星「ひので」は3台(3種)の観測器を搭載しているが、今回の報告は其の内の一つ「可視光望遠鏡」に依る成果である。X帯通信機の故障によりS帯通信機に依りデータを獲得しているが、通信容量が1/15の中、世界各地の受信局を利用し、データ圧縮を工夫して観測を続けている。世界で最も成功した太陽観測望遠鏡で、NASAやESAの太陽全体像を捉える望遠鏡と役割を分担しながら、世界の宇宙科学者にデータを利用して貰っている。太陽活動の低い時期を狙って打上げられ、活発な時期までを観測しようと計画していたが、活動期が始まるのが遅れ、且つ黒点の増加速度も遅い。また、北極域で磁場の逆転が観測され、太陽活動最盛期(ピーク)が近づいている事を示すものの、未だ黒点の数は多くない。過去に何度か観測された事のある寒冷期(ミニ氷河期)の前兆である可能性がある。) 【議題 2】 事務局の松原補佐が資料25-2-1(現状報告)を6分半程で説明した後、4分程の質疑応答があり、其の後前回の議事録を確認して委員会を終了した。 |
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2. | 場所 | 文部科学省18階 宇宙開発委員会会議室 | ||
3. | 議題 | |||
(1) | 太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)の観測成果について | |||
(2) | その他 | |||
4. | 資料 | |||
委25-1 | 「ひので」の観測成果〜上昇し始めた太陽活動と極域磁場の反転〜 | |||
委25-2-1 | 宇宙開発の現状報告(平成23年8月24日〜8月30日) | |||
委25-2-2 | 第24回宇宙開発委員会議事要旨(案) | |||
出席者 | 池上徹彦、井上一、河内山治朗、服部重彦 佐伯浩治、松尾浩道 |