第 30 回定例会議

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成23年10月12日(水)14:00〜15:30 【議題 0】 冒頭、審議に先立ち池上委員長が野本委員の辞任について発表された。野本委員は平成16年1月6日から7年9カ月に亙り宇宙開発委員を務められた。辞任は10月6日付で、理由は体調不良と云う事であった。

【議題 1】 文科省の松尾参事官が資料30-1(戦略本部発表)を6分半程で説明した後、4分余の質疑応答があった。(資料は「戦略本部決定」と「閣議決定」とが併記されているが、文面は同一である。前2者が「専門調査会」の中間報告(プロジェクトの優先順位)に基づく最優先プロジェクト「準天頂衛星」に関するもの、後2者が「専門調査会」では継続して検討中の「体制」に関するものである。)(「体制」に関する検討が十分に深まらないにも拘らず、部分的に踏み切らなければならなくなった。「準天頂衛星を2010年代後半を目途に4基体制、将来は7基体制を目指す」と云う計画は、内閣府が実行を担当して推進しなければ動かせないと云う事だろう。)

【議題 2】 文科省の轟補佐が資料30-2(平成24年度概算要求)を12分程で説明した後、7分半程の質疑応答があった。(資料には(参考1)が添付されている。9月20日に閣議決定したもので、「東日本大震災」と「金融経済危機」に対応する為、「復旧・復興に掛る経費を別途管理する」事と、「日本再生重点化措置」を7千億円規模で行うが、其の対象に「宇宙」も入っている事等が示されている。此の影響があって、本年の予算に関して簡明に説明出来ない。資料を読んで頂きたい。)

【議題 3】 JAXAの坂爪所長が資料30-3-1(H-UA#20)を1分程で説明した後1分半程の質疑応答があり、続いて松尾参事官が資料30-3-2(同・調査審議)を2分程で説明した。其の後の質問はなく、安全部会に審議付託する事が決定した。

【議題 4】 JAXAの道浦執行役が資料30-4(AMSER-E)を14分程で説明した後、11分半程の質疑応答があった。尚、質疑応答の中で傍聴席からJAXAの竹島氏が発言に加わった。

【議題 5】 文科省の松原補佐が資料20-5-1(現状報告)を7分程で説明した後、池上委員長がアフリカで開催されたIACへの参加報告を行った。20分近く掛ったが、資料は配布されなかった。
 
2. 場所 文部科学省18階 宇宙開発委員会会議室
3. 議題
(1) 宇宙開発戦略本部における検討状況について
(2) 平成24年度文部科学省宇宙関係予算概算要求について
(3) H-UAロケット20号機の打上げに係る安全の確保に関する調査審議について
(4) 改良型高性能マイクロ波放射計(AMSR-E)の現状とこれまでの成果について
(5) その他
4. 資料
委30-1 実用準天頂衛星システム事業の推進の基本的な考え方(宇宙開発戦略本部決定)実用準天頂衛星システム事業の推進の基本的な考え方(閣議決定)宇宙空間の開発・利用の戦略的な推進体制の構築について(宇宙開発戦略本部決定)宇宙空間の開発・利用の戦略的な推進体制の構築について(閣議決定)
委30-2 平成24年度予算概算要求の概要
委30-3-1 H-UAロケット20号機 安全確保に係る業務の準備状況について(報告)
委30-3-2 H-UAロケット20号機の打上げに係る安全の確保に関する調査審議について(案)
委30-4 改良型高性能マイクロ波放射計(AMSR-E)の現状とこれまでの成果について
委30-5-1 宇宙開発の現状報告(平成23年9月28日〜10月11日)
委30-5-2 第29回宇宙開発委員会議事要旨(案)
  出席者 池上徹彦、井上一、河内山治朗
松尾浩道