第19回定例会議

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成18年5月31日(水) 13:58〜15:00
議題は2件で、共に報告事項であった。

資料19-1(「あかり」の初期観測結果)を村上プロマネが丁寧に、熱心に説明したあと、活発な質疑応答があった。野本委員が観測波長帯域に関する細かな部分に興味を示し、井口委員長が赤外線観測によって何が解るのかという質問をしていた。「あかり」の撮像結果は、これまで唯一利用可能であったIRASのものに比べ、圧倒的に優れており、銀河や恒星、惑星の誕生を解明するためのデータが取れると期待されるとの説明があった。

資料19-2(宇宙探査ワークショップ)を川口教授が説明した後、これも活発な質疑応答があった。ワシントンDCとイタリアで開催された、二つのワークショップに川口教授等が参加し、その様子を報告した。ワシントンDCのものは、ブッシュ大統領の宇宙探査方針を受け、有人月探査を国際協力で進めるべく、NASAの呼びかけで開催されたものである。イタリアのものは、米国の進め方に対応して「ヨーロッパのスタンス」を示そうとの意図で開催されたもののようである。今年の12月にヒューストンで第2回ワークショップが開催される予定で、それの前に「NASAの統合探査戦略」の草案が各国に提示される見込みである。

宇宙開発の現状報告と前回の議事録に対しては何の議論も無かった。
2. 場所 文部科学省4階 宇宙開発委員会会議室
3. 議題
(1) 赤外線天文衛星「あかり」観測開始と初期観測結果について
(2) 宇宙探査に係る国際ワークショップの報告
(3) その他
4. 資料
委19-1 赤外線天文衛星「あかり」観測開始と初期観測結果について
委19-2 宇宙探査に係る国際ワークショップの報告
委19-3-1 宇宙開発の現状報告(平成18年5月23日〜平成18年5月30日)
委19-3-2 第18回宇宙開発委員会議事要旨(案)