第11回計画部会

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成19年5月31日(木)10:00〜12:00 【議題1】 先ず、文科省の池原参事官が、時々資料11-1-2(補足説明)を使いながら、資料11-1-1(骨子素案)を説明した。その後、活発な質疑応答が予定時間一杯まで続いた。前回(3月30日)から2ヶ月かけた割に、「骨子素案」のボリュームは大きくなく、「本編」ではもっと記述を増やす旨の発言が数回あった。前回は、次からは「中間報告」の審議を行うと言っていたが、「中間報告」にふさわしい出来ではないので「骨子素案」としたようである。
 質疑の中で印象に残ったのは、谷口委員の「通信の位置付けが低い」と云う意見と、青木委員の「前回あった国際法に関する記述を削除するのはおかしい」と云う意見であった。
 『「目的」の第一に掲げた「国及び国民の完全と安心」は抽象的に過ぎるので、その意図するところ「宇宙に取り組むことでのみ得られる技術の習得による国民の完全と安心」と、技術開発の重要性を強調せよ。』とか、『「宇宙探査」と「宇宙ステーション」を一括りにして「国際協力の推進」とでもして、「宇宙科学」や「宇宙利用」と同格にしろ。』といった、文言の置き場所による政策意図、テーマや分野の緩急順序の表し方に関する議論が、谷口委員の発言以外にもっと沢山あって欲しかった。


【議題2】 文科省の野田補佐が資料11-2-1(主な指摘)と資料11-2-2(議事録)及び本日欠席の有信委員のご意見が配布されていることを説明し、参考資料(今後の予定)を説明して、部会を終了した。今回、議論された内容を踏まえて7月に(中間報告)をまとめ、部会で審議のあと8月にパブリックコメントを実施する。9月以降に(最終報告案)を審議し、来年1月以降に《総務大臣、文部科学大臣》の決定を経て公表される。
2. 場所 三田共用会議所 第三特別会議室
3. 議題
(1) 宇宙開発に関する長期的な計画の骨子素案について
(2) その他
4. 資料
資料11-1-1 宇宙開発に関する長期的な計画の骨子素案
資料11-1-2 宇宙開発に関する長期的な計画の骨子素案〜補足説明資料〜
資料11-2-1 第10回計画部会の主な指摘について
資料11-2-2 第10回計画部会議事録(案)
参考資料 今後の予定について
配布 「宇宙開発に冠する長期的な計画」(骨子素案)に対する意見 有信 睦弘