第12回計画部会

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成19年7月26日(木)10:05〜11:40  冒頭、当初の計画を変更し、9月〜10月にかけて「月探査WG」で審議を行い、其れを反映した「長期的な計画(素案)」を11月頃、パブリックコメントに掛ける事が発表された。

【議題1】 先ず、文科省の池原参事官が、資料12-1-2(長期計画素案)を変更、追加の部分を拾いながら説明した。その後、1章2章3章に区切りながら、質疑応答が11時20分程度まで続いた。尚、資料12-1-1(俯瞰図)は説明しなかった。俯瞰図は、「目次」をブロックチャート風に示したもので、説明する必要は無いと考えたのであろう。(素案骨子)から(素案)になり、約2倍近くのボリュームになり、冒頭に「はじめに」が、最後に「終わりに」が追加された。項目表題にも手が加えられたものがあった。尚、原稿は事前に特別委員に配布され、目を通してから審議に臨んだようである。前回(5月31日)から2ヶ月かけた割に、「素案」のボリュームは大きくなって居らず、主語が欠落していたり、言葉に吟味が不十分な点に数点気付いた。詳細報告には、「素案骨子」を見え消しで「素案」に組み直し、比較評価できるように報告する予定である。
 質疑の中で印象に残ったのは、棚次委員の「外国の輸送系による打上が全く記述されていなくて良いのか」と云う意見であった。国内に其の技術を保有することの重要性は高いが、ESAとの協定もある中で、全く触れないのはおかしいと思う。此の外にも、「長期的な計画」を外国人が読むことに対する配慮、外交的な意味合いの理解が欠如しているように感じた。此れも、詳細報告で、個々に指摘する心算である。

【議題2】 文科省の池原参事官が資料12-2-1(月探査WG)と資料11-2-2(探査の実績)を説明し、多少の質疑応答が行なわれた。

 最後に、文科省の野田補佐が参考資料(今後の予定)を説明して、部会を終了した。
2. 場所  三田共用会議所 第三特別会議室
3. 議題
(1) 宇宙開発に関する長期的な計画の素案について
(2) その他
4. 資料
資料12-1-1 宇宙開発に関する長期的な計画(素案)の俯瞰図
資料12-1-2 宇宙開発に関する長期的な計画(素案)
資料12-2-1 月探査ワーキンググループの設置について(案)
資料12-2-2 月探査ワーキンググループの設置について(参考資料)
資料12-2-3 第11回計画部会議事録(案)
参考資料 今後の計画部会の予定について