第12回定例会議

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成19年4月11日(水) 14:00〜15:05 【議題1】 文科省の坂口企画官が資料12-1(COPUOS法小委)を説明した後、世界各国の真意に関する長い質疑応答があった。(国連の会議は極めて展開が遅く、此処30年近く新しい条約が制定できないことを、青江委員長代理は承知されているのか。国連での議論を「良いものは良い」が通る、簡明なものと勘違いなされていないか。)

【議題2】 JAXAの樋口理事が資料12-2(JAXAの19年度計画)を説明した後、活発な質疑応答があった。(LNGや準天頂が評価部会の審議で決着し、JEMの打上げ(ISS)計画が再設定されたことを反映し、計画を修正した。尚、19年度は現中期計画の最終年度である。)

【議題3】 JAXAの樋口理事が資料12-3-1(プロジェクト管理の強化)を説明した後、活発な質疑応答があった。続いて、文科省の池原参事官が資料12-3-2(評価指針の改訂)を説明した。質問は無かった。
(JAXAが、プロジェクト管理の強化を目指し、開発のフェーズの区切りと審査の時期を見直した。開発着手前にプロジェクトの計画の確かさを厳密に確認し、計画の変更や修正、時間とコストのオーバーランの発生を抑えることを狙っている。また、開発中のプロジェクトについては、四半期ごとに理事長が審査することにした。此れに合わせ、改訂後2年しか経過していないが、評価指針を評価委員会で審議することになった。)(評価指針は、3機関統合以前に栗木先生が苦労して作り上げたもので、2年前に一度改訂されている。産みの苦しみからか、難解な表現が多く、現在の評価部会の委員が理解しやすい表現にする必要があると小職は感じている。しかし、宇宙開発委員はJAXAの変更に合わせた微小修正を考えているようである。

【議題4】 JAXAの大澤ALOSプロマネが資料12-4(ALOS通信系の冗長系切り替え)を説明した後、短い質疑応答があった。

【議題5】 宇宙開発の現状報告に対して質問は無く、前回の議事録は異議なく承認された。

2. 場所 文部科学省4階 宇宙開発委員会会議室
3. 議題
(1) 国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)法律小委員会の結果について
(2) 独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の19年度年度計画等について
(3) 宇宙開発に関するプロジェクトの評価について
(4) 陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の運用について
(5) その他
4. 資料
委12-1 国連宇宙空間平和利用委員会(COPUOS)法律小委員会の結果について
委12-2 独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の19年度年度計画等について
委12-3-1 JAXAにおけるプロジェクト管理の強化について
委12-3-2 「宇宙開発に関するプロジェクトの評価指針」の改訂に関する調査審議について(案)
委12-4 陸域観測技術衛星「だいち」データ中継衛星通信部の送信系統機器の冗長系への切り替えについて
委12-5-1 宇宙開発の現状報告(平成19年4月4日〜平成19年4月10日)
委12-5-2 第11回宇宙開発委員会議事要旨(案)