第18回定例会議

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成19年5月30日(水) 14:00〜14:30 【議題1】 文科省の池原参事官が資料18-1(評価について)を説明した後、短い質疑応答があった。(評価の対象となるプロジェクトが明確に決まっているわけではなく、JAXAの準備が整い次第逐次委員会にかけるというものである。)(質疑の中で、GCOM-Wの研究開発から開発へのフェーズアップを評価することが示された。本来なら、対象にするつもりの全てのプロジェクトをリストアップし、過不足も審議してもらうのが良いのではないだろうか。)

【議題2】 JAXAの斎藤教授が資料18-2(れいめい/INDEX)のプロジェクトの現状を説明し、浅村助手がミッションの現状を説明した後、活発な質疑応答があった。(INDEXは2005年に「きらり」のピギーバックとして打上げられた小型衛星で、順調に運用を続け、オーロラ観測で有用な観測が続けられている。)(青江委員が、この小型衛星バスを標準バスとして、今後の小型科学ミッションで使うことをしきりに要求していた。それも重要ではあるが、新しい衛星技術の開発とバランスをとりながら進めることが肝要であろう。衛星が安く作れればミッションは増えるかもしれないが、予算が増えるわけではない。業界が活性化するのに役立たないかもしれない。無暗に低コスト化、標準化、ミッション数の増大とコミュニティの拡大を唱え、安易に輸入できない技術を開発する側面を蔑ろにするのは、好ましい宇宙政策ではないと思う。青江委員の発言だけを聞いた人は、日本の宇宙政策には後者の観点が無いと思うのではないか。)

【議題3】 宇宙開発の現状報告に対して、青江委員が「EUのガリレオ計画の官民分担形態見直し」について、詳細な調査報告を依頼した。前回の議事録は異議なく承認された。
2. 場所 文部科学省4階 宇宙開発委員会会議室
3. 議題
(1) 宇宙開発に関する重要な研究開発の評価について
(2) 小型科学衛星「れいめい」の現状と今後
(3) その他
4. 資料
委18-1 宇宙開発に関する重要な研究開発の評価について(案)
委18-2 小型科学衛星「れいめい」の現状と今後
委18-3-1 宇宙開発の現状報告(平成19年5月23日〜平成19年5月29日)
委18-3-2 第17回宇宙開発委員会議事要旨(案)