第33回定例会議

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成19年10月10日(水) 14:00〜14:30 【議題1】 JAXAの高橋教授が資料33-1(「すざく」の成果)を説明した後、多少活発な質疑応答があった。(X線天文衛星「すざく」は広い帯域のX線を観察できる特徴を有し、空間分解能の高さを特徴とするNASAのX線天文衛星「チャンドラ」と同じ天体を観測した。従来からの課題であった、宇宙線のエネルギーを算定する式の、未知であった2項目を夫々の観測結果から測定し、特定することに成功した。又、銀河宇宙線について、陽子説と電子説があり、論戦が続いていたが、陽子と特定できた。更に、銀河宇宙線の製造場所が、超新星の残骸であることも特定できた。これ等はNatureの10月4日号に掲載され、NASAや米国メディアからも高い評価を得ている。)

【議題2】 JAXAの道浦部長が資料33-2(WINDSの愛称)を説明した後、多少活発な質疑応答があった。(質疑応答の最後で、青江委員が「WINDSの実証実験について検討が進んでいるのであろうから、一度折を見て説明するように。」との要請があった。センチネルアジアに用いる件にも言及した。)

【議題3】 宇宙開発の現状報告に対する質問は無く、議事要旨については触れられなかった。
2. 場所 文部科学省4階 宇宙開発委員会会議室
3. 議題
(1) X線天文衛星「すざく」の成果について
(2) 超高速インターネット衛星(WINDS)愛称の選定結果について
(3) その他
4. 資料
委33-1 X線天文衛星「すざく」の成果について ―長年の天文学の謎「銀河宇宙線の起源」を明らかに―
委33-2 超高速インターネット衛星(WINDS)愛称の選定結果について
委33-3-1 宇宙開発の現状報告(平成19年10月3日〜平成19年10月9日)
委33-3-2 第32回宇宙開発委員会議事要旨(案)