第1回GXロケット評価小委員会

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成20年2月5日(火)10:00〜12:25  冒頭、池上主査が会合の趣旨を話し、事務局が配布資料の確認を行い、初回と云うことで、委員の自己紹介が行なわれた後、再び池上主査が、今回の審議の構成について2分ほど説明を行なった。(一昨年秋にLNGロケットの開発について審議を行い開発の方向を助言した。その後の進展を確認する。また、GXロケットの開発体制について、民間から新たな要求があったのでこれを審議する。)

【議題1-1】 文科省の阿蘇企画官が資料1-1(評価実施要領)を5分程で説明した後、特に質疑が無く、本題に進んだ。

【議題1-2】 JAXAの今野プロマネが資料1-2-1(LNG推進系)を15分弱で説明した後、池上主査が説明の概要を3分ほど掛けて繰り返し説明し、その後20分ほどの質疑応答があった。(此の部分はLNG推進系の技術的な評価を行なうもので、GX全体の開発体制についても別途審議すると言っていたが、委員各位は全体の構想の方が気になっている為か、余り確りした審議にならなかったと云う印象だった。)

【議題1-3】 JAXAの今野プロマネが資料1-2-2(研究開発経緯)を用い、時々資料1-2-3(原典)を参照しながら、35分ほどの説明を行なった。その後、池上主査が5分余り要約説明を繰り返し、その後12分間質疑応答があった。(J-1ロケットの改良検討で始まったLNG推進系を含む開発計画が、H-Uの打上げ失敗の影響でH-UAの開発に集中すると云う状況にぶつかり、民間主導型の計画に変更になった。その後開発が進んで実機大のテストを進める中で、LNGロケットのタンクと燃焼器性能などの問題が生じ、開発計画が遅れていった。)

【議題1-4】 IHIの川崎氏が資料1-3(GXロケット)を10分余りで説明した。此の時点で定刻になっていたが、その後25分ほどの質疑応答が行なわれた。(米倉委員から「費用に値する成果が期待できないなら、計画の中止も考えるべき。」と云う主旨の発言があった外、かなり厳しい指摘が多くあった。しかし、準備された資料に基づく議論が少なかった事が目立ち、議事の進め方と、資料の準備を見直さないと、今後の審議が充実して行かない事が危惧される。)
2. 場所 文部科学省16階 特別会議室
3. 議題
(1) GXロケットに関する評価について
(2) その他
4. 資料
資料1-1 GXロケットに関する評価実施要領
資料1-2-1 LNG推進系開発について
資料1-2-2 GXロケット/LNG推進系の研究開発経緯
資料1-2-3 LNG推進系飛行実証プロジェクトに関する主な資料
資料1-3 GXロケット(官民共同プログラム)について
参考資料1-1 GXロケット評価小委員会の今後の予定について