第2回GXロケット評価小委員会

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成20年2月25日(月) 13:00〜15:15 【議題1-1】 JAXAの今野プロマネが資料2-2(LNG取り組み状況)の前半部分(再生冷却方式)を20分弱で説明した後、池上主査が補足説明をして、その後8分程の質疑応答があった。

【議題1-2】 JAXAの今野プロマネが資料2-2(LNG取り組み状況)の後半部分(アブレータ方式)を15分弱で説明した後、13分程の質疑応答があった。(一年前の推進部会で指示されたのは、「究極の開発目標である再生冷却方式を本命として研究開発を進めるとともに、バックアップとしてアブレータ方式も燃焼圧スパイクの原因究明と対策を検討せよ。」と云うものであった。再生冷却方式は概念設計と基礎データ取得と開発計画案の策定が終わり、次に原型エンジン(一式)と認定エンジン(二式)の燃焼試験を計画している。其の儘進めるとエンジン開発完了は平成25年度夏期になる。一方アブレータ方式は燃焼を続けると燃焼室の隅の部分の温度が低下し、スパイク発生前にLNGの沸点を下回る事が原因であると考え、温度低下を防ぐ対策を施した。その結果、温度は上昇傾向になり、着火後150秒から試験終了の270秒まで、平衡状態になることを確認した。アブレータ方式で開発を進めれば、現在約束している開発完了の23年度を守れる見込みである。)

【議題1-3】 IHIの川崎氏が資料2-3(GX構想2002年)を7分程で説明した後、17分程の質疑応答があった。

【議題1-4】 JAXAの秋山氏が資料2-4(官民役割分担)を12分弱で説明した後、池上主査に促されIHI川崎氏が短い追加説明を行ない、その後10分程の質疑応答が行なわれた。

【議題1-5】 IHIの川崎氏が資料2-5(資金分担・今後の進め方)を10分弱で説明した後、25分を超える質疑応答があった。(此処で提出された資料は大変印象深いもので、委員各位の発言に影響を与えた様にも感じられた。長い質疑応答はあったが、未だ語り尽くせなかったのではないかと思う。)

 最後に事務局が簡単に今後の計画を説明して審議が終了した。
2. 場所 文部科学省16階 特別会議室
3. 議題
(1) GXロケットに関する評価について
(2) その他
4. 資料
資料2-1 第1回会合における指摘事項等への対応について
資料2-2 LNG推進系研究開発の取組状況について(その1)
資料2-3 GXロケットの全体構想(2002年宇宙開発委員会説明要旨)
資料2-4 GXロケット開発に係る官民役割分担の過去の調整経緯
資料2-5 GXロケット(官民共同プログラム)の資金分担についての経緯と今後の進め方(案)について
参考資料2-1 委員からのご質問に対する回答
参考資料2-2 GXロケット評価小委員会の今後の予定について(資料2‐1に併記
参考資料2-3 GXロケット評価小委員会(第1回)議事録(案)