第6回推進部会

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成20年6月20日(金) 16:00〜18:10 【議題0】 推進部会に3名の特別委員が新規に加入し、5分程の紹介があった。

【議題1】 事務局の瀬下補佐が資料6-1-1(事前評価実施要領)を5分程で説明した後、青江部会長が3分程使説明をし、質問を呼び掛けたが発言は無かった。引き続き、JAXAの斎藤教授と坪井教授が資料6-1-2(ASTRO-Gについて)を1時間掛けて説明した後、40分弱の質疑応答が行われた。
(ASTRO-GはスペースVLBI衛星「はるか」の後継機で、「はるか」よりも短い波長域で左右の円偏波を3波長観測する事で空間分解能と観測能力を上げようとするものである。ETS-[のアンテナ技術をベースに鏡面精度を上げて短波長に対応する事、超高速データ通信を行う事、円偏波分離器などの技術課題についてはフロントローディングが行われている。衛星及び衛星用地上系で120億円、VLBI地上局などの整備に20億円の予算で、「開発」フェーズへの移行の可否を審議して貰う事になった。平成24年度の打上げを予定している。)

【議題2】 事務局の片岡参事官が資料6-2(GX審議経過報告))を10分程で説明した後、既に予定時刻は過ぎて居たが池上主査が7分程の追加説明を行った。(池上委員の発言が、GX計画の中止を意識している様に感じられる。GXは元々J-1改として、JAXAの計画したものであるが、H-U8号機の失敗を機にH-UA開発に資源集中した時にGX計画に衣替えし、今又官主導の計画に戻す事が民から提案されている。其の事は審議経過報告に示されているにも拘らず、衣替え以降の事実だけを説明していた。「民が自力でやると言っていたものを、官を当てにすがって来た。」と云う印象を与える様な発言に感じられた。)

最後に、今後の予定(ASTRO-Gの質問書受け付け、回答など)のアナウンスがあった。
2. 場所 文部科学省 16階 特別会議室
3. 議題 
  (1) 電波天文衛星(ASTRO-G)プロジェクトの事前評価について
(2) GXロケット評価小委員会審議経過報告について
(3) その他
4. 資料
推進6-1-1 電波天文衛星(ASTRO-G)ロジェクトの事前評価実施要領(案)
推進6-1-2 電波天文衛星(ASTRO-G)プロジェクトについて
推進6-2 審議経過報告(平成20年5月29日GXロケット評価小委員会)
参考6-1 宇宙開発委員会推進部会構成員
参考6-2 宇宙開発委員会推進部会の今後の予定について
参考6-3 宇宙開発委員会第5回推進部会議事録