第8回推進部会

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成20年7月25日(金) 14:00〜17:15 【議題1】 JAXAの斎藤教授と坪井教授が夫々の分担に合わせ資料8-1-1(ASTRO-Gの回答)を7分弱で説明した後、2分ほど青江部会長の発言があっただけで、他の委員による質疑応答は無かった。続いて事務局の瀬下補佐が資料8-1-2(ASTRO-G評価結果)を15分ほどで説明した後、8分程の質疑応答があり、評価結果が承認された。

【議題2】 JAXAの滝口室長と大澤プロマネがが資料8-2(災害監視SAR衛星の回答)を1時間以上掛けて説明を行った。その後、30分を越える質疑応答があった。
(災害監視衛星と云うネーミングに対する意見が多かったが、それは災害を見て対策に利用するなど災害用とに使う時間が多くはない事を理由にした発言である。実際はALOSのように広く陸域観測を行い、それらデータを有効活用するのであるが、災害監視SAR衛星を技術開発衛星、または技術実証衛星と定義する為の理由として使っている事を意識しない発言に聞こえた。これ等の発言は通信衛星で起こった事を地球観測衛星で再び起こしかねない危険なものである。委員各位には確り勉強をして頂きたいものである。)

【議題3】 事務局の瀬下補佐が資料8-3-1(ASTRO-H評価実施要領)の要点だけを1分半程で説明し、JAXAの高橋教授が資料8-3-2(ASTRO-H)を40分弱で説明した後、20分程の質疑応答があった。(ASTRO-Gと一緒にASTRO-Hの審議が行われた事で、「何で宇宙だけがそんな高価な衛星のプロジェクトを二つもやるのだ。」と云う宮崎委員の発言があった。確かに、他の研究分野に比べて多くの資金が投入されている事に不満を感じていらっしゃることは解らないではない。しかし、其の為に大学共同利用機関と云う立場にしたのであり、厳しいピアレビューを通過して来たのである。また、ASTRO-Gは「開発」移行の評価、ASTRO-Hは「開発研究」移行の評価であり、打上予定は24年度と25年度である。いっぺんに二つ審議しているが、いっぺんに二つ打上げるのではない。また、此の点ばかりでなく、総じて委員各位は「フェーズ」を意識した議論をされていない。もう少し勉強して頂くか、事務局が説明を上手にするか、評価指針を見直す事が必要ではないかと思う。)

最後に、今後の予定のアナウンスがあった。
2. 場所 文部科学省 16階 特別会議室
3. 議題 
  (1) 電波天文衛星(ASTRO-G)プロジェクトの事前評価について
(2) 災害監視衛星システムSAR衛星プロジェクトの事前評価について
(3) 第26号科学衛星(ASTRO-H)プロジェクトの事前評価について
(4) その他
4. 資料
推進8-1-1 電波天文衛星(ASTRO-G)プロジェクトの事前評価質問に対する回答(その2)
推進8-1-2 電波天文衛星(ASTRO-G)プロジェクトの事前評価結果(案)
推進8-2 災害監視衛星システムSAR衛星プロジェクトの事前評価質問に対する回答
推進8-3-1 第26号科学衛星(ASTRO-H)プロジェクトの事前評価実施要領(案)
推進8-3-2 第26号科学衛星(ASTRO-H)プロジェクトについて
参考8-1 宇宙開発委員会推進部会の今後の予定について
参考8-2 宇宙開発委員会第7回推進部会議事録(案)