第11回定例会議

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成20年3月19日(水)14:00〜14:30 【議題1】 JAXAの長谷川ISSプロマネが資料11-1(土井宇宙飛行士の活動)を10分近く掛けて説明した後、15分程の質疑応答があった。(池上委員はシャトル打上げの見学に参加したとの事で、質問ではなく感想を述べたが、「きぼう」の打上げによって「領土が出来るのだから」云々と、ISSの利用促進を促す発言をし、青江委員に窘められた。更に、其の言い訳をする中で、JAXAに対し、「キャッチアップと云う言葉は出来るだけ避けるように」と注文を付けていた。)

 
小職は、両方とも間違った考えだと思っている。前者は「専有」であり、利用の優先権を有するが、領土の様に排他的な絶対的な所有とは異なるものである。計画部会で青木先生が真剣に講義した事を何も身に付けなかった。後者は日本の宇宙への取組の歴史を十分に考えない発言である。日本は米ソより後発であり、投入した資金も遙に少ないのに、技術力の格差を拡大させない努力を重ね、寧ろ詰める事を達成して来た。其れはひとえに米ソの成功例を参照出来た事による。技術は実際に取り組んで初めて解る事を積み重ねて進歩するが、試す範囲を小さく出来れは金も時間も節約できる。「アメリカだけが○○が出来る」事を阻止すべく、少し遅れながら随いて行く事は、資金投入を小さくする為の立派な戦略であろう。

【議題2】 宇宙開発の現状報告に対する質問は無く、前回議事録についての言及はなかった。

【議題3】 「人事案件につき非公開」と云う事で、委員一同は委員長室に移動した。
2. 場所 文部科学省18階 宇宙開発委員会会議室
3. 議題
(1) 「きぼう」日本実験棟船内保管室の組立て及び土井宇宙飛行士の活動状況について
(2) その他
(3) 人事案件(人事案件のため、「宇宙開発委員会の運営等について」(平成十三年一月十日宇宙開発委員会決定)第十三条ただし書に基づき非公開)
4. 資料
委11-1 「きぼう」日本実験棟船内保管室の組立て及び土井宇宙飛行士の活動状況について
委11-2-1 宇宙開発の現状報告(平成20年3月12日〜3月18日)
委11-2-2 第10回宇宙開発委員会議事要旨(案)
委11-3 人事案件
5. その他
 議題(3)は、人事案件のため、「宇宙開発委員会の運営等について」第13条ただし書に基づき、非公開とする。