第19回定例会議

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成20年5月28日(水)14:00〜14:50 【議題1】 JAXAの鈴木執行役が資料19-1-1(準備状況)を7分弱で説明した後、8分近くの質疑応答が行われた。続いてJAXAの小澤安全室長が資料19-1-2(安全確認状況)を7分強で説明した。その後の質問は無く議題2に進んだ。

【議題2】 JAXAの鈴木執行役が資料19-2-1(「きぼう」の利用)を4分弱で説明し、引き続き東大の浅島副学長が資料19-2-2(生命科学利用)を15分程で説明した。その後13分程の質疑応答が行われた。(浅島副学長の説明された「微小重力での生命科学の実績」が良く理解出来なかったが、其れは小職の専門外である事に依る部分も有るかも知れないが、どうも其ればかりでは無さそうである。今迄の宇宙生命学は、微小重力の影響だけを変えた実験が出来なかった為、学会での発言力が低かった様である。「きぼう」には重力発生装置(遠心力負荷)も搭載され、純粋に微小重力の影響評価が出来るので、此れからの発見に大きな期待が寄せられると云う事の様である。微小重力下で腎臓細胞を培養し、前腎導管の形成が阻害されたと云う過去の観察例があるが、「此の研究を進める事によって腎臓透析を行っている患者への治療技術が見つかる」とまで言われると、一寸ばかり疑いたくなって来るのであるが、まあ、「本格的に研究する体制が整ったので、此れから期待して下さい。」と言っていたと思っておけば良さそうである。)

【議題3】 宇宙開発の現状報告に対する質問は無く、前回議事録についての言及はなかった。
 
2. 場所 文部科学省18階 宇宙開発委員会会議室
3. 議題
(1) 「きぼう」船内実験室打上げ・星出宇宙飛行士搭乗ミッションの準備状況
(2) 「きぼう」の利用について
(3) その他
4. 資料
  委19-1-1 「きぼう」船内実験室打上げ・星出宇宙飛行士搭乗ミッションの準備状況―ミッション概要及び準備状況について―
委19-1-2 「きぼう」船内実験室打上げ・星出宇宙飛行士搭乗ミッションの準備状況―日本人搭乗員の安全確認状況について―
委19-2-1 「きぼう」の利用について
委19-2-2 宇宙での生命科学研究と「きぼう」
委19-3-1 宇宙開発の現状報告(平成20年5月21日〜平成20年5月27日)
委19-3-2 第18回宇宙開発委員会議事要旨(案)