第2回定例会議

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成20年1月16日(水) 14:00〜15:15 【議題1】 JAXAの堀川理事と国土地理院の稲場測図部長が資料1-1(「だいち」データの地図への利用)を20分強で説明した後、20分強の質疑応答があった。(「だいち」のステレオ画像を基に25万分の一の地図データの更新に適用するための研究の途中経過報告であった。衛星の姿勢安定は十分高かったが、衛星各部の温度などによるバイアスの補正が十分に出来ず、10メートルの等高線を描くのに必要な5メートルの精度が得られないなど、課題が幾つか出たが、その対策も取って来た。)(随分細かな指摘が続いたが、其処まで細かい事はJAXAと国土地理院の専門家に委ねて良い様に感じた。)

【議題2】 海上保安庁の長屋海洋研究室長が資料1-2(流氷海難対策)を20分弱で説明した後、15分ほどの質疑応答があった。
(PALSARのデータを使い直線成分を抽出して、オホーツク海の流氷を特定して、漁船などに図の情報として提供し、流氷に衝突する事故を未然に防ごうと云うものである。流氷ではないもの(海面の波立ち)を流氷と認識するなど、課題は残っているものの、安全側の誤差のため実用に供する可能性が高い。実用に供する段階になれば、もっと観測頻度を高める必要がある。)

【議題3】 宇宙開発の現状報告に質問はなく、前回議事録についての言及はなかった。
2. 場所 文部科学省18階 宇宙開発委員会会議室
3. 議題
(1) 陸域観測技術衛星「だいち」データの地図への利用
(2) 海氷海難対策へのALOSデータの活用
(3) その他
4. 資料
委2-1 陸域観測技術衛星「だいち」データの地図への利用
委2-2 海氷海難対策へのALOSデータの活用
委2-3-1 宇宙開発の現状報告(平成20年1月9日〜平成20年1月15日)
委2-3-2 第1回宇宙開発委員会議事要旨(案)
参考配布 だいちの目      宇宙から地球を見る