第 3 回宇宙科学小委員会

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成25年7月2日(火)14:30〜16:45 【議題 0】 鬼澤審議官が初めて参加したのを機に、2分程の挨拶があり、竹内企画官が会議の成立(全委員が出席)の紹介と配布資料の確認があって審議に入った。

【議題 1】 常田委員が資料3-1-1(宇宙科学研究の今後)を21分程で説明した後、質問は出なかった。続いて竹内企画官が資料3-1-2(論点メモ)を8分余で説明し、資料3-1-3(意見等の概要)と資料3-1-4(中間とりまとめに向けた意見)が纏めてある事を紹介した。其の後1時間15分程の質疑応答があった。其の後、井上主査から「中間取り纏めは委員主体で行って欲しいと事務局からの要請がある」旨の説明があり、其のたたき台作成を永原主査代理にお願いしたいとの提案があり、承認された。

【議題 2】 常田委員が資料3-2(宇宙科学・探査ロードマップ)を9分弱で説明(報告書に沿っての説明ではなく、宇宙開発戦略本部の要請に従って作成したが、ISASのボトムアップの伝統との融合が必ずしも容易ではないと云う説明)をした後、9分程の質疑応答があった。

【議題 3】 竹内企画官が資料の公開に関する説明があり、次回の小委員会を8月2日の午後に開催する旨の確認があって審議を終了した。

 宇宙科学小委員会の中間取り纏め(案)が次回(8/2)の小委員会に先駆けて作成され、各委員に事前配布される事になるのだろう。其の作業に必要な情報の多くは1〜3回の委員会での発言に込められているとは言え、相矛盾する意見も多い中で、どの様な「案」が纏まるのか不安である。また、特に心配な事は、「理学委員会、工学委員会が相互に研鑽し合って取組んできたISASの伝統を引き継ぎ」と云う部分に反論する者は一人も居ないものの、其の言葉に託した思いが千差万別である事である。上手く融和点が見つけられるだろうか。また、此れは国家プロジェクトの在り方に密接している。政治的、技術的、経済的に達成可能であれば迷わず決断できるが、今の宇宙活動は経済的には許容可能と云う中で行われていると考える。其処を何処まで認識した「中間取り纏め(案)」になるのだろうか。期待したい。
 
2. 場所 中央合同庁舎第7号館西館(金融庁)9階共用会議室-3(905B)
3. 議題
(1) 宇宙科学研究の推進方策について
(2) 宇宙科学ロードマップについて
(3) その他
4. 資料
資料3-1-1 宇宙科学研究の今後について
資料3-1-2 宇宙科学の推進方策に係る論点メモ
資料3-1-3 これまでの宇宙科学小委員会における意見等の概要
資料3-1-4 「宇宙科学研究の推進方策について(中間取りまとめ)」に向けた意見
資料3-2 宇宙科学・探査ロードマップについて
参考1-1 (内閣府宇宙政策委員会第15回会合資料)「平成26年度宇宙開発利用に関する戦略的予算配分方針」に対する宇宙科学・探査部会の意見
参考1-2 (内閣府公表資料)平成26年度宇宙開発利用に関する戦略的予算配分方針(経費の見積り方針)
【机上配布資料】 宇宙科学小委員会の当面の進め方について
宇宙科学小委員会(第1回)資料
宇宙科学小委員会(第2回)資料
宇宙基本計画(内閣府公表資料)
文部科学省における宇宙分野の推進方策について
科学技術・学術審議会関係法令等
宇宙開発利用部会運営規則
  出席者 井上一、永原裕子、秋山演亮、磯部洋明、小川博之、川合眞紀、北野和宏、久保田孝、高薮縁、瀧澤美奈子、常田佐久、永田晴紀、野崎光昭、秦重義、藤井孝蔵、山田亨、横山広美、吉田哲也、渡邊誠一郎
鬼澤佳弘、柳孝、竹内英