第 1 回宇宙開発利用体制 WG |
【議事次第】 | 【要旨】 | |||
1. | 日時 | 平成20年10月28日(火) 15:55〜17:55 |
宇宙開発基本法で定めた政策を総合的、効果的に推進する為に、其れに相応しい体制を作ろうと云う事で、此のワーキンググループが作られたと云う事になっている。 此の検討作業を行なう為には、先ず基本法を正しく、共通理解した上で取り組む必要がある。然し、其の様な見地で充実した議論が行われた事は、議事録が極めて短い記事で纏められた事もあって、確認する事が出来ない。又、配布資料を読んでも、今迄の取組に不十分な処が多々あったと云う印象の記述が短く有るだけで、十分な分析が行われたと云う印象が無い。 折角「戦略本部」と云う、今迄より政治・政策レベルで上位の会議が意思決定する体制になり、内閣府が其の事務局を務める様になったのであるから、其処からの指揮命令系統を明確に且つ簡素に作り直し、予算要求の過程までついでに一本化して、其の推進作業を容易にしようと云う印象が強い。事務局である内閣府の仕事の進め易さより、国が将来に亙って安定的・継続的に国力を維持し、充実した国民生活が保障される事が重要で、其の為に国が予算を充てて宇宙活動を推進する、所謂国家安全保障体制の方が優先されなければならないと思う。 戦略本部と其の事務局の役割は、国家安全保障の見地に立ち、宇宙空間を利用した諸活動を行なう各省庁・国営機関・関連組織を監視して、好ましい方向に誘導して、全体を纏めたものが国家安全保障要求に適合する様に制御する事だろう。其の為には、今迄其の一部分を担当して来た既存組織が果たした役割を最大限継続させる様にしても実現出来るのではないかと思う。寧ろ予算管理や実行計画の推進の様な細かい作業を取り込まず、元々人材の豊富ではない「国家安全保障」の専門家を事務局に集めて、大所高所の管理・誘導・制御に徹する方が良いのではないかと云う気もする。どうも其の様な異論は発せられないのではないかと危惧する。(2011年10月6日) WGが開催されて大分時間が経っているが、此れから遅ればせながら分析を行なって行く。尚、此のWGは平成20年10月28日から第6回の平成21年3月17日まで開催された。其の後は、親委員会に当たる「専門調査会」で議論されているらしい。 |
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2. | 場所 | 合同庁舎第4号館共用1202会議室 | ||
3. | 議題 | |||
(1) | 宇宙開発利用体制検討ワーキンググループの運営について | |||
(2) | 今後の進め方について | |||
(3) | 我が国の宇宙開発利用体制について | |||
(4) | 諸外国の宇宙開発利用体制について | |||
(5) | その他 | |||
4. | 資料 | |||
資料 1 | 宇宙開発利用体制検討ワーキンググループの設置について (平成20年10月1日宇宙開発戦略専門調査会決定) |
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資料 2 | 宇宙開発利用体制検討ワーキンググループの運営について(案) | |||
資料 3-1 | 今後の進め方について(案) | |||
資料 3-2 | 宇宙開発利用体制検討ワーキンググループ スケジュール(案) | |||
資料 4 | 我が国の宇宙開発利用体制について | |||
資料 5 | 諸外国の宇宙開発利用体制について | |||
資料 6 | 宇宙開発利用体制検討WG ヒアリング項目(案) | |||
出席者 | 田中明彦(主査)、青木節子、佐藤勝彦、田中俊二、中須賀真一、椋田哲史 |