第 2 回宇宙開発利用体制 WG

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成20年12月15日(月) 14:00〜16:00
 宇宙開発戦略本部の方針(宇宙基本計画)に基づき、其れを推進する為の体制について検討する事が此のワーキンググループに付与された課題である。公開の委員会ではない為、要約された議事録した見る事が出来ないので、検討課題を具体的に調査・分析・評価する本質の部分が見え難くなっているが、本当に深く掘り下げた議論が出来て居るのか不安に感じる処が多い。
 宇宙基本計画は、今迄の日本の宇宙戦略(顕在的に其の様に命名したものは無かったが、様々な文書の中から汲取れる処はあった。)には無い新機軸が盛り込まれている。然しながら、「新機軸」は「新体制」で推進しなければならないと一義的に決まるものではなかろう。旧体制に変更を加えなくとも、新機軸で宇宙活動を推進させる事も出来るだろう。勿論其処に参画する者は、新たな「宇宙基本計画」に於いて変更された基本方針を受け入れ難いと云う者も居ないではなかろうが、それでも夫々が「宇宙基本計画」に沿った活動に努めなければならない。其処は承知しなければならず、出来ないのであれば其処から外れるしかない。
 既存の体制で今まで宇宙の活動を担ったものの中に、新機軸に異を唱える者が居るとか、現に混乱が起こって居るとか、そう云った事が見えて来ない内に、唯新体制を唱えるのは議論の手順を省略し過ぎている様に感じられる。今迄の活動に不十分・不満足な点もあったと思うが、良い点も沢山あって、偉大な実績を残して来ているのだと思う。宇宙の実利用に目を奪われてしまい、国家安全保障の為に積み上げてきた実績を無にしない様に願いたい。
 傍聴出来ずに、説明資料と議事要旨だけを見て感じている事だからとは思うが、変に振れ過ぎておかしな事にならないか不安である。
 
2. 場所 合同庁舎第4号館共用123会議室
3. 議題
(1) 宇宙開発戦略専門調査会の審議状況について
(2) 関係機関ヒアリング(文部科学省)
(3) その他
4. 資料
資料 1-1 宇宙基本計画の基本的な方向性について(概要)
資料 1-2 宇宙基本計画の基本的な方向性について
資料 2-1 平成21年度における宇宙開発利用に関する施策について(概要)
資料 2-2 平成21年度における宇宙開発利用に関する施策について
(平成20年12月2日宇宙開発戦略本部決定)
資料 3 宇宙開発利用体制検討ワーキンググループ(第2回)ヒアリング資料(文部科学省)
  出席者 田中明彦(主査)、青木節子、國井秀子、佐藤勝彦、田中俊二、中須賀真一、中西寛、椋田哲史