第 3 回宇宙開発利用体制 WG

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成20年12月22日(月) 13:58〜15:56
 議事録に記された討議はプロジェクトの技術的内容に関するものが多く、此のワーキンググループの検討課題である「利用体制」に関するものが少なく感じられた。

 そもそも利用各省庁の期待が完全に満足される事など無いだろう。欲しいものと提供出来るものの差異を埋める努力を積み重ねて来たのだろう。其の努力にもかかわらず、差異が中々埋まらない事で、不満を感ずることも多々ある事が想像出来る。又、宇宙空間を利用する事の知識経験が圧倒的に豊富な文部科学省の意見が支配的になる事への不満もありそうだと思われる。然し、其の解決の為に利用体制を見直し、新たな実施機関を創立すると云う結論は早過ぎる様な気がする。宇宙開発戦略本部が創立され、宇宙基本法が制定された事は、大変価値のある前進だと思うが、方針が定まった事で関係各省庁間の調整作業にも影響が出て、整い易くなっているのではないだろうか。

 利用体制を検討すると云うより、此の戦略本部が介入する範囲を検討する事が先ず行われるのが良い様に思う。戦略本部が介入する範囲が細部に拡大する程、最も大切な全体構想を立てて其の実践を監視する機能が弱まってしまわないかと危惧する。具体性の高い細部程議論し易いので、其方に目を奪われてしまって大所高所の感覚を失いかねないのではないか。現に細部の議論が多い事から、余計な心配をしてしまうのである。
 
2. 場所 合同庁舎第4号館共用123会議室
3. 議題
(1) 関係機関ヒアリング(総務省、経産省、国土交通省、環境省)
(2) その他
4. 資料
資料 3-1-1 宇宙開発利用体制検討ワーキンググループ提出資料(総務省資料)
資料 3-1-2 宇宙開発利用体制検討ワーキンググループヒアリング資料(経済産業省資料)
資料 3-1-3 宇宙開発利用体制検討WGヒアリング資料(国土交通省資料)
資料 3-1-4 宇宙開発利用体制検討WG説明資料(環境省資料)
  出席者 田中明彦(主査)、青木節子、國井秀子、佐藤勝彦、田中俊二、中須賀真一、中西寛