Ⅲ 石井方式の疑問に答える

「読み」と「書き」との関係
  “漢字は覚えやすい”というのは“読み”のことで“書く”ことはやはりむずかしいのではないか。
国語審議会で、「明治以後の漢字教育は“読み書き同時教育”であることに対し、今は、石井方式の“読み書き分離教育”を新たに考えるべきである」ことの提案があり、論争が行われたという。その詳細について知りたい。
読み先習の意義はわかったが、具体的には、いつ、どのように“書く”指導を始めるのか。
小学校では、いつ、どのように、“書く”指導を始めるのか。小学校の教師としての立場からその指導法を問う。
目をつむれば漢字の字形が頭の中に描かれる時期を、いつ、どのようにしてとらえるか。その方法を教えていただきたい。
幼児には書かせないほうがよいと言うが、書きたがる場合はどうか。また、その場合筆順がでたらめなのをどう指導するか。
漢字にはいくつもの読み方がある。これをいっぺんに教えるのがよいか、どうか。
筆順指導はどうあるべきか。その基本的な考え方と、具体的な指導法を問う。
昔、自分たちの習った筆順と今の筆順と違うものがあるが、今の筆順でないと誤りになるのか。