石井勲の漢字教育の歩み

年月日 事  柄
石井 勲 国・業界・その他
大正 8 山梨県甲府市に生まれる  
  山梨県立都留中学校  
昭和 17 大東文化学院本科・高等科卒  
  陸軍航空本部副官  
21・11   「当用漢字表」「現代かなづかい」内閣訓令告示 
23・3    「当用漢字別表(いわゆる教育漢字)」「当用漢字音訓表」内閣訓令・告示 
23 山梨県立都留高等学校教諭  
25 東京都八王子市立第四中学校教諭  
26 東京都八王子市教育委員会指導主事  
27・11・17   「朝日新聞・東京都下版」「児童の言語生活を豊富に、「漢字教育」が必要 八王子教委石井主事、近く研究発表」 -- 全日本国語教育協議会全国大会で漢字教育の重要性を発表
28・4 新宿区立淀橋第一小学校教諭 小学生への指導を通じての研究開始
31・1・20   「教育漢字学年別配当表」を文部省が発表
34・4 新宿区立四谷第七小学校教諭  
34・7・11   「送りがなのつけ方・用例集」内閣訓令・告示
34・11・4   国語問題協議会(小汀利得理事長)創立
35・2・19
  〜21
  『毎日新聞』学芸欄「再び活発化する国語・国字問題」「国語問題講演会の一部を紹介
35・3・10 国語問題協議会理事会で「小学校における漢字教育について」発表  
35・3・16
 〜4・2
  『朝日新聞』紙上で倉石武四郎、福川恆存が「漢字とカナの問題」論争 
35・8・25 「言語政策に慎重を望む」『朝日新聞』(声)  
35・12・14 国語問題講演会第二回 石井勲 「小学校における漢字教育について」  
35・12   福田恆存『私の国語教室』(新潮社)刊行
36・1・10 「疑問の多い国語表記指導」『朝日新聞』(声)  
36・3・8
   9 11
  大岡昇平「漢字とカナ(上)(中)(下)」『朝日新聞』において、四谷七小での石井勲の漢字教育が紹介される。これを機に倉石武四郎(3・14、4・3)石井勲(3・20)塩田良平(3・25)岩村清(3・29)大野晋(4・10)土岐善麿(4・17)福田恆存(5・1)松坂忠則(5・8)時枝誠記(5・14)の「漢字とカナ」各論が掲載された。6・7、8、10には大岡昇平が再び執筆、7・8、9、10には桑原武夫が「まとめ」た。
36・3・20 「漢字とカナ〜整理すべきは言葉 / 漢字はぬれぎぬを着ている」『朝日新聞』  
36・3・22   第五期国語審議会最終総会において、次期委員選出をめぐって紛糾、宇野精一、塩田良平、舟橋聖一、成瀬正勝、山岸徳平の五氏が退場、脱会声明を発表した。
36・3・27 「子どもの熱意にひかれて」『朝日新聞』(声)  
36・4・16   『朝日ジャーナル』座談会 国語問題を考える――国語審議会のあり方、日本語の将来――池田弥三郎 時枝誠記 金田一春彦 能内龍 林大
36・4・20 「国語生活の幸・不幸」『朝日新聞』(声)  
36・5・28   『朝日ジャーナル』座談会“漢字”をめぐる問題――石井勲 藤堂明保 輿水実 波多野完治
36・5 「漢字はこんなに覚えやすい――新入生の子をもつお母さんヘ――」『婦人公論』  
36・7・15 「私の漢字教室--石井学級の実験報告」(黎明書房)刊行  
36・8   石井動 富沢功 対談「現場の国語改革問題」『小五教育技術』
36・9 「小学校における漢字教育について」『国語国字』  
36・12 「漢字はむずかしくない――私は一年間に文部省の目標の約十倍を習得させた」『文藝春秋』  
37・4   国語問題協議会・時枝誠記『国語問題のために――国語問題白書』(東京大学出版会)刊行
37・10 「漢字教育の成果」『国語国字』  
37・10 「漢字教育はどうすればよいか」『教育日本』  
37・10 「〈私の漢字教室〉漢字教育の再発見」『国文学』  
37・10・20   国語問題講演会第四回 石井勲「漢字はやはり難しくなかった」
37・11・21   国語問題協議会第.回国語教育研究会(四谷七小)研究授業者・石井動、菊池愛子
37・11・28
 〜29
  国語問題協議会漢字教育研究会(新潟 亀田町袋津小) 講演 石井勲「漢字教育について」 宇野精一「国語国字問題について」
38・3 「一年生でも新聞が読める--革命的漢字教育法」(講談社)刊行  
38・4 「厳格な漢字指導の裏に潜むもの」『国語国字』  
38・6 「石井方式は誤解されている――これが石井方式だ」『言語生活』  
38・6 「入門期の文字指導」『教育科学国語教育』  
38・10 「亀山東小学校の漢字教育について」『国語国字』  
39・2・13   国語問題協議会国語教育研究会(新潟・亀田東小)
39・11・27   国語問題協議会国語教育研究会(新潟・亀田東小)
40・2   吉田富三「国語審が意識する『国語』について」『国語国字』
40・2・24 「幼児語の扱い」『朝日新聞』(声)  
40・3・4   百瀬来尚「愛すべき幼児語の世界」『朝日新聞』(声)
40・3・10 「再び幼児語をめぐって」『朝日新聞』(声)  
40・3・19   第七期国語審議会第五回総会において、吉田富三委員(国立癌研究所所長)が「石井氏の主張について専門的な調査研究をするよう」提案
41・2・12   『毎日新聞』学芸蘭「独自の国語指導法“石井方式”をみる東京・四谷七小 一年生のうちからむずかしい漢字を多く 言葉の理解を深めるため」
41・3・4   『朝日新聞』社説「『石井方式』を考える」
41・4 新宿区立東山小学校教諭  
41・6 「漢字で学ばせる石井方式」『教育心理』  
42・2   大野晋「漢字の問題と仮名の問題」『国語国字』
42・3 小学校を退職 大東文化大学講師  
42・6・19   藤堂明保「当用漢字の行くえ 漢字の合理化を」『読書新聞』
42・6・26 「藤堂明保氏への疑問 漢字の新陳代謝 文字は自由に任せた方がよい」『読書新聞』  
42・8 「漢字の神話」(宮川書房)刊行  
42・12   井上文克(大阪・小路幼稚園園長)、『一年生でも新聞が読める』を読んで感激し、石井勲を訪ねる。これを機に「石井方式・幼児からの漢字教育」が始まる。
43・1 「天才児をつくる漢字教育法」『勝利』  
43・1・8   『北海道新聞』「漢字 一年生にも教えられる 成果あげる“石井方式”」
43・2・9 10   宇野精一「日本の教育はこれでよいか(5)著しい国語力低下」『読売新聞』“石井方式を採用せよ”の項
43・3・28   『朝日新聞』講演会から 井深大「零歳からの教育」(3・22 東京・有楽町 朝日講堂)
43・4   小路幼稚園はじめ大阪の8園が「石井方式・幼児からの漢字教育」の実践を始める。
43・4   幼年国語教育会発足 大阪を中心に全国各地で講習会・実践指導を行う。
43・4   井上文克「石井方式による幼稚園教育」『国語国字』
43・4〜   『幼児のための漢字絵本』(発行 幼文社、発売 田中登能館)
43・5   ひかり学園(川崎市)が「石井方式・幼児からの漢字教育」の実践を始める。
43・7・11   『読売新聞』「幼稚園で漢字論争」(川崎 ひかり幼稚園を紹介) 
43・7・11   「学年別配当表」が改正され115字が追加された。
43・7・12   大野晋「『漢字で教育』する幼稚園 大阪市での新しい試みをみて」『週刊朝日』
43・7・17   大西隆章「読みやすい表意文字 幼稚園の漢字教育が証明」『読売新聞』(気流)
43・8・15   『教育日本』「負担にならない漢字教育――熱海・桃山小の新方式」
43・10・3   『朝日新聞』講演会から 石井勲「漢字は才能を開発する」(9・21 東京・有楽町 朝日講堂)
43・11 『石井方式 漢字の覚え方』(学燈社)刊行  
44・1・14   石井勲・石黒修「論争 漢字の簡易化」『朝日新聞』
44・2 「幼児と漢字」『国語国字』  
44・3・11   『朝日新聞』「読み優先か読み書き並行か 国語審議会で激しい論争」 阿部吉雄が実例として石井方式を紹介
44・4   かわい学園が「石井方式・幼児からの漢字教育」の実践を始める。
44・4   『漢字版ぎんのすず』全24巻(ぎんのすず)刊行
44・4   (財)幼児開発協会発足
44・4・20   西尾実・大野晋「論争 漢字教育どちらが有効?」『朝日新聞』
44・4・25   『毎日新聞』「幼児の文字指導 入学前に教えた方がよいか教えぬ方がよいか」
44・7 石井勲『石井方式 漢字の教え方』(学燈社)刊行  
44・7   『言語生活』座談会「漢字教育の問題」芦沢節 大山治義 鈴木英央 林大
44・7   『言語生活』ルポ「幼児の漢字教育(今戸幼稚園、小路幼稚園)」
44・8   幼年国語教育会全国研修大会第一回(鈴鹿サーキット)(昭和51年まで) 講師 石井勲・大野晋・吉田富三
44・11 「幼児や児童は漢字が大好き」『漢字漢文』  
44・11   井上文克「幼稚園における漢字教育の実際」『漢字漢文』
45・4   大東文化大学幼少教育研究所が設立(所長石井勲)
45・4   「石井方式漢字カード」(田中登龍館)発行
45・7 『漢字による才能開発――三歳からの漢字教育』(講談社)刊行  
45・8   大東文化大学幼少教育研究所主催講演会第一回(大東文化大学教養学部)(昭和51年まで) 講師 阿部吉雄・石井勲・宇野精一・原田種成
46・3   吉田昇・石井勲「対談 回想の漢字教育運動」『教育技術』
46・4〜   『花園文庫』(田中登龍館)刊行 
46・6 「送り仮名私案」『国語国字』  
46・6   グレンードーマン『ドーマン博士の幼児開発法』(講談社)刊行
46・9   『漢字漢文』座談会「幼稚園から大学までの漢字指導上の諸問題」石井勲 原田種成 ほか
46・9   国語教育研究所編『研究シリーズ2 漢字の読み書き分離学習』(明治図書出版)刊行 パネル討議「国語国字問題と国語教育」 マツサカタダノリ・石井勲・輿水実 
46・10・2   『朝日新聞』「効果あげる漢字教育 一年に二〜三百字 西那須野(栃木県)の『すぎのこ幼稚園』」
46・10・10   『読売新聞』「幼児の漢字教育 中学生並に(金沢大学教育学部での全漢研大会発表)」
46・11   山田稔『かわい幼稚園の能力開発』(田中登龍館)刊行
46・12   『漢字漢文』特集「漢字での保育」
47・4   大東文化大学附属青桐幼稚園創立(顧問石井勲)
47・4〜   『漢字の絵本 全10巻』『良い子の花園 全3巻』(田中登龍館)発行
47・5・18   大野晋「『読み』・『書き』の分離 日常の必要にそってまず読む能力を伸ばせ」『朝日新聞』
47・6   アメリカ人間能力開発研究所会長グレン・ドーマン博士来日、各地で幼児教育講演会を開催、また石井勲との共同研究が企画された。 
47・6   『漢字漢文』特集「幼児の漢字教育」 石井勲「漢字教育に生きる」吉田富三「漢字教育と日本語教育」時実利彦・柳平彬「対談 大脳生理学から見た幼児の漢字教育」 井上文克「幼稚園における漢字教育の歩み」 山田稔「漢字教育に対する幼児と親の反応」 吉田尚弘「漢字教育の効果について」川崎・第一・第二ひかり幼稚園「漢字教育の実際指導例」 
47・7   『カナノヒカリ』「石井方式の効果をさぐって漢字の早教育についての黒田教授たちの研究結果」
48・4 石井教育研究所設立、所長就任。  
48・4〜   『ぼくと私の漢字の絵本 全10巻』(田中登龍館)刊行
48・5 第六回人間能力開発世界会議(アメリカ・フィラデルフィア)で講演、金賞を受賞。  
48・6   「当用漢字改定音訓表」「改定送り仮名の付け方」内閣訓令・告示
48・6   『漢字漢文』特集「漢字と幼児・漢詩」 石井勲「漢字教育は幼児期から」 井深大「石井方式漢字の早教育」 林武「漢字はむづかしくない」 吉田尚弘「講演要旨 幼児の識字教育について(フィラデルフィア 人間能力開発協会年次大会にて)」 山田稔「漢字の指導法について」
48・7   石井勲「幼児における漢字学習の国語学力への影響」『教育心理』
49・2   グレンードーマン「幼児の才能開発」『国語国字』
49・4〜   『はじめて学ぶ文字の絵本 全3巻』(田中登龍館)刊行
49・9 『学習ジャンボ漢字百科辞典』(三省堂)刊行  
49・9   溝淵誠之(誠心幼稚園)「幼児にとって漢字とは何か」『漢字漢文』
49・9   山下宏一(梅島幼稚園)「幼児と漢字」『漢字漢文』
49・10   かわい幼稚園・幼年国語教育会『いま、行われている幼児からの漢字教育入門』(田中登龍館)
49・12   倉橋克「幼児の文字指導」『金沢大教育学部紀要 人文社会教育23』
50・5・2   『朝日ジャーナル』座談会「漢字を使ってよいか」荒正人 梅棹忠夫 大野晋
50・8・13   桑原二郎「正書法教育 わが意を得たり」『日本経済新聞』
50・9   「俳句漢字かるた遊び」(田中登能館)発行
50・10 『連想式漢字記憶術 石井方式 漢字はむずかしくない』(朝日ソノラマ)刊行  
50・11 「漢字教育の新しい発想」『漢字漢文』  
51・2・14   『朝日新聞』「かたかご幼稚園 俳句カルタで文字教育」
51・4〜   『新版花園文庫 全24巻』(登龍館)刊行
51・4   島根県出東小学校が“石井方式”の研究を始める。実践は翌年から。
51・9   渡辺茂『漢字と図形』(日本放送出版協会)刊行
52・3 『学習漢字図解辞典』(三省堂)刊行  
52・4 日本文化会議会員  
52・4 「体系的論理的漢字学習法」『国語国字』  
52・6・29   木内信胤「新漢字表の本当の意味 より高度な表へのステップ」『朝日新聞』(論壇)
52・7 「幼児と漢才」『日本文化会議月報』  
52・7・29   『琉球日報』「沖縄にも天才児教育学園」
52・8 『かん字の絵じてん』(講談社)刊行  
52・8   夏の指導者講習会を統一、石井教育研究所主催・鞄o龍館後援で開催。(昭和59年まで)
52・9・28   原田種成「非常識な漢字教育 子供の覚える能力を抑えるだけ」『朝日新聞』(論壇)
52・9   「童謡漢字かるた」(登龍館)発行
52・10 『石井式漢字教育革命』(グリーンアロー出版社)刊行  
52・11・8 「新漢字表に賛成 非文化的、前時代的な政府の拘束」『朝日新聞』(論壇)  
53・1 「戦後の国語教育の歩みと今後の問題」『月刊ことば』  
53・1   原田種成「漢字教育には朗読暗誦が効果がある」『漢文教室』
53・2   鈴木修次『漢字 その特質と漢字文明の将来』(講談社)刊行
53・7 「これからの国語教育」『国語国字』  
54・1 「ことばの乱れを憂う」『月刊新自由クラブ』  
54・3 「漢字教育は幼児から」『国語国字』  
54・4〜 『漢字で学ぶお話絵本シリーズ 全6巻』(登龍館)刊行  
54・5 石井勲 大東文化大学附属青桐幼稚園園長就任。  
54・6・15   『大東文化』「青桐幼稚園長になった石井勲氏」
54・6   「漢字フラッシュカード(全300枚)」(登能館)発行
54・9   「諺かるた」(登龍館)発行
55・9   「楽しい漢字遊び」(登龍館)発行
55・10 『親こそ最良の教師』(グリーンアロー出版社)刊行  
55・10   国語問題協議会編『教養のための基本漢字表』(笠間書院)刊行
55・11 「幼稚園における漢字漢文教育について」『漢字漢文』  
55・11   フランス国営放送 青桐幼稚園を取材。
55・12   フランス国営放送 青桐幼稚園の様子を放映。
56・1   フランス国会議員リュシアン・ヌーヴィルト石井教育研究所を訪問。
56・2   鈴木修次「日本人と漢字・漢語 民族成長のための文明の窓口」『ユリイカ』
56・4 石井勲 石井式国語教育研究会会長就任  
56・4   石井式国語教室を卒園児を対象に各幼稚園に開設。
56・4 松下政経塾専門講師(古典担当)  
56・4   『母と子の新聞・石井教育版』発行(昭和62年3月まで)
56・4   山田稔・幼年国語教育会編『幼児は漢字が大好きだ』(登龍館)刊行
56・4・12   『朝日新聞』(教育のひろば)「漢字教育“幼児期こそ効果”東京・青桐幼稚園の石井方式」
56・4・26   『朝日新聞』(教育のひろば)「漢字教育『石井方式』に波紋 私の体験 成果と課題」
56・5 「生涯教育としての日本語教育」『国語国字』  
56・6   小林一仁『漢字教育の基礎研究』(明治図書)刊行
56・7・5   『朝日新聞』(教育のひろば)「習うより慣れ 漢字教育 学校あげて朗読作戦 島根県出東小学校」
56・10   「常用漢字表」内閣告示・訓令
56・12・20   『朝日新聞』(教育のひろば)「漢文読ませる幼稚園 大阪でユニークな園児教育(小路幼稚園)」
57・4・12   『読売新聞』(園児曰ク『論語教えたろか』(小路幼稚園)」
57・4・12   『週刊読売』「常用漢字1945それでも不満超タカ派 木内信胤 宇野精一両氏の国語論争宣言」
57・4 「漢字教育十五年」『幼児開発』  
57・5   英・仏・西独・米・日の子供の知能比較 英の科学雑誌『NATURE』発表 心理学者リチャードーソン博士「日本の子供の知能指数は、欧米の子供より11ほど高い。」
57・5   『主婦と生活』「家庭でできる石井式早期漢字教育」
57・6   原田種成『漢字の常識』(三省堂)刊行
57・10   第十三回全国国語教育研究者集会 文部省教科調査官小林一仁 漢字かな交じり文は、配当表によって不完全。ルビをふって教えて欲しい。目に触れる機会を増やして欲しいとの発言。
57・10   ダユー・D・スタインバーグ 迫田久美子「保育園2歳児の読みの指導」『読書科学』
57・11 「幼稚園・小学校の漢文教育について 荒井教諭の唐詩指導記録とその感想」『漢字漢文』  
57・11   全国漢字漢文教育研究会総会 漢字教育に関する研究発表並びに研究協議 石井勲 小林一仁が助言講師を勤める。
57・12・25   『朝日新聞』「教育勅語スラスラ園児が学習発表会 洲本の保育園で『漢字の勉強』(サカエ保育幼児園)」
58・2   鈴木修次『漢字再発見 その驚くべき表現力・情報力・経済力の秘密』(PHP研究所) 刊行
58・4 日華交流教育会議会長就任。  
58・6・9   原田種成「漢字教育の切り替えを ワープロで『書く』意味が変わる」『毎日新聞』
58・7   山田純 ダユー・D・スタインバーグ「読みの学習はどの言語単位から始めるべきか 入門期の読先習論」『読書科学』
58・8   大橋久利『グングン頭のよくなる漢字教育入門』(ダイナミックセラーズ)刊行
58・10 『石井勲の漢字教室 全9巻』(双柿舎) 刊行  
58・10 石井勲『連想式漢字記憶術 石井方式・漢字は言葉よりも覚えやすい』 (新書版 朝日ソノラマ)刊行  
58・11 石井教育30年式典 東京会館  
58・11 「幼稚園の漢字教育」「漢字教育ニ十年」『漢字漢文』  
58・11   渡辺茂「漢字とワードプロセッサー」『漢字漢文』
58・12・13   『朝日新聞』(教育のひろば)「漢字は早く教えよう 石井勲さん 幼稚園長辞め全国行脚へ」
59・1・19   『朝日新聞』(人)「石井勲さん 漢字教育の欠点ただそうと全国行脚に乗り出す」
59・3 大束文化大学附属青桐幼稚園園長を退職。  
59・4   幼年国語教育会再発足 名誉会長 石井勲 会長 井上文克
59・4〜   『花園文庫 全12巻』『僕と私の漢字の絵本 全12巻』新版(登能館)発行
59・4〜   『漢字の創作絵本シリーズ 令6巻』(サンリード 発売 登龍館)刊行
59・4   小林一仁『漢字の系統的指導』(明治図書)刊行
59・5・8   『朝日新聞』「幼稚園教育全面見直しで協力者会議発足」
59・7 「漢字教育の必要性について 道良や松陰の“天才的頭脳”の秘密」『文化会議』  
59・8   朝日新聞社会部『教育のひろば』(双柿舎)刊行
59・9   幼年国語教育会制作 石井勲監修 指導者・父兄啓蒙ビデオ『幼児は漢字が大好きだ――現場からの実践報告・指導編』(発売 登龍館)
59・11 「視力は幼児期に作られる」『漢字漢文』  
59・11   山田稔『たのしい漢字あそび』(双柿舎)刊行
59・11   海保博之編『漢字を科学する』(有斐閣)刊行
60・2 「大人より幼稚園児のほうが数十倍も漢字をよく覚える」『世論時報』  
60・3・8 「わたしがすすめる“知的好奇心”の育て方」『灯台』  
60・4 「なぜ三歳から漢字教育か」『月刊国語教育』  
60・4〜   『漢字で遊ぼうシリーズ 全12巻』(登龍館)刊行
60・5 『ことばの意味とこころ』(東京美術)刊行  
60・7・25   『朝日新聞』「幼稚園教育の実践調査――文部省――1割が文字や数字の一斉指導」
60・8   幼年国語教育会主催第1回夏期研修大会東京ガーデンパレス・熱海志ほみや 講師 石井勲 原田種成 竹島朱鷺
60・11 「赤ちゃんは漢字を覚えたがっている」『漢字漢文』  
60・11   大野晋「国語教育の未来像」『漢字漢文』
60・11   江角龍夫「石井勲先生と私」『漢字漢文』
61・1・4   『朝日新聞』「零歳児でも漢字わかる(屋形原保育園)」
61・1   孤呂子『ママおチンタマないの?』(近代文芸社)刊行
61・4   木内信胤、宇野精一、原田種成 幼年国語教育会顧問就任。
61・4・9 石井勲 第19回原子力産業年次大会で講演「日本の心・言葉・文字」  
61・4・17   『原子力産業新聞』「原産年次大会午さん会(4・9)から 自然が育む日本の心 石井勲氏が講演 関心から生まれる記憶」
61・5・5   『サンケイ新聞』「子供に漢字を! 脚光あびる石井式漢字教育」
61・6・9 23 石井勲「脳障害者治療に効果的な漢字教育(上)(下)」[月曜評論』  
61・7・1   「改定現代かなづかい」内閣訓令・告示
61・8   幼年国語教育会主催第2回夏期研修大会 東京、名古屋、大阪、福岡の4会場で開催。東京では、顧問就任の三氏の記念講演があった。各会場の講師 孤呂子 岸本裕史 副島羊吉郎
61・11 「漢字の教育はどうあるべきか」『漢字漢文』  
61・11   井深大「零歳からの漢字教育」『漢字漢文』
61・11   江角龍夫「小学校における石井方式漢字指導の実践」『漢字漢文』
61・11   矢澤修「青桐幼稚園における漢字教育」『漢字漢文』
61・12 アメリカーゴールデンステート大学から教育学博士号を授与される。  
62・2   井深大 幼年国語教育会顧問に就任。
62・3   文部省 小学校漢字の配当見直しへ 67年度目標に
62・3   木内信胤「国語教育を中心とするこれからの教育のあり方」『国語国字』
62・4   “石井方式・幼児からの漢字教育”二十周年を迎える。
62・7・28   幼年国語教育会二十周年記念夏期研修大会(東京ガーデンパレス湯島会館)開催。顧問井深大氏、多湖輝氏の記念講演
62・7・28   幼年国語教育会二十周年記念祝賀会(東京ガーデンパレス湯島会館)開催。
62・8・27   幼年国語教育会二十周年記念夏期研修大会(三井アーバンホテル福岡)開催。岸本裕史氏の記念講演
62・9 『常用漢字学習辞典』(三省堂)刊行  
62・9 石井勲『幼児はみんな大才』(日本教文社)刊行  
62・10   教育課程審議会 小学校の学年別漢字配当表 仕切り緩和を決定
62・10   幼年国語教育会特別会員として林健太郎参議院議員ら9氏を迎える。
62・11 石井勲「国語国字の根本問題について」『漢字漢文』  
62・11   長谷部文子「幼稚園における漢字指導(青桐幼稚園)」『漢字漢文』
62・11・15   第24回全国漢字漢文教育研究大会 講師 石井勲「魅力ある漢字指導」 研究発表 鈴木房子「遊びの中での漢字指導(青桐幼稚園)
62・11   岩下保「国語問題に対する世間の考え方が変わりつつあることにっいての所見」『国語国字』
62・11・22   幼年国語教育会二十周年記念北陸研修大会(石川県山中温泉「花つばき」)開催。多湖輝氏の記念講演。
62・12・12
  〜16
  幼年国語教育会主催「台湾教育見学の旅」開催
63・3   宇野精一「人名漢字について」『国語国字』
63・3   幼年国語教育会編『石井方式・幼児からの漢字教育 二十周年記念誌』刊行
63・9 石井勲『日本語の再発見』(日本教文社) 刊行  
63・11   岩下保「人名用漢字の法的制限を撤廃し、命名の漢字の自由化を図れ」『国語国字』
平成 1・3   幼稚園教育要領 改正
1・5   小学校学年別漢字配当表 見直し素案まとまる
1・9   石井倫子「論語を子供達に教えて」『国語国字』
1・11   原田種成『漢字小百科辞典』(三省堂)刊行
1・11 第37回菊池寛賞(主催・日本文学振興会)受賞  
1・11   井深大(幼年国語教育会顧問)文化功労者となる
1・12   人名用漢字 字種 追加へ
2・3・27   幼年国語教育会・登龍館主催 石井勲先生菊池寛賞受賞記念祝賀会 於・東京私学会館
2・4   『しにか』(大修館書店)特集「漢字文化圏を考える いま、なぜ漢字か」
2.11 石井勲『楽しい漢字教室』(ぎょうせい)刊行  
2.11   『日本語学』特集「漢字と情報処理」
3・3   『言語』(大修館宮店)特集「どうなるか。日本の漢字」
3・6   「シリーズ授業・実践の批評と創造〜漢字の字源を探る』(岩波書店)
3・11   石井動、木内信胤、林巨樹「匪界の言語の中の日本語」『国語国字』
4・4   新・小学校学年別漢字配当表 実施
4・5 『漢字興国論』(日本教文社)刊行  
4・5 「漢字を新しい眼で観る」『しにか』  
4・9   原田種成『漢文のすすめ』(新潮社)刊行
4・11   井深大 文化勲章受章
5・1・24   幼年国語教育会主催 第1回全国漢字かるた大会 於・パシフィコ横浜
5・9   日本漢字教育振興協會 設立準備開始
5・11・26   幼年国語教育会主催 第1回全国幼児教育者サミット 於・東京フロラシオン青山
5・11・26   幼年国語教育会主催 石井式漢字教育二十五周年祝賀会 於・東京フロラシオン青山
6・1・15   日本漢字教育振興協會主催 第2回全国漢字かるた大会 於・パシフィコ横浜
9 「0歳からはじめる脳内開発」(蔵書房)発刊  
12 「頭がいい親の3歳からの子育て (幼児は漢字で天才になる)」(コスモトゥーワン)発刊  
13 「石井式で漢字力・国語力が驚くほど伸びる」(コスモトゥーワン)発刊  
14 「続・楽しい漢字教室(事典)」(ぎょうせい)発刊  
14 「かなから教えていませんか」(医学教育出版社)発刊  
15 「石井方式 幼児のための日本語塾」(登龍館)発刊  
16・11・4 逝去