宇宙開発委員会 第6回ISS特別部会

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成22年6月17日(木)10:00〜12:30(予定は13:00) 【議題1】 文科省の松浦室長が資料6-1-1(中間取りまとめ)を22分余で説明した後、2時間を越える質疑応答があった。(前回の「中間報告」と正確に比較してないが、箇条書きされた部分の前に、文章表現を書き加えた様である。また、記載項目の順番に変更があり、冒頭に示されて居た「国際協力・安全保障・外交」が、最後の項目になっている。精密に通読しなければ定かでないが、「現に5極16カ国で協働している事自体が「外交活動」を実践している。」と云う考えは無い様である。国連の常任理事国に中々なれない日本が、ISS計画の中でかなりのリソース配分を受けており、国連の常任理事国でありながらISS計画に参加出来てない国がある事は、重大な事だとは思わないのだろうか。次に、ISS計画を通じて得られる我が国の利益に関し、宇宙実験・研究の成果に偏重して居り、過度の期待が記されている。ISS計画に参加する事で有人宇宙活動の支援技術習得が破格の低コストで出来た事を深く理解していない様に感じる。また、「国家安全保障」とは「軍事力」又は「軍事行動」と一緒になっているものだけにしか思いが及んでない様である。軍事力の整備に限らず、特別な努力を払わないと技術習得できず、其の技術の輸入に困難や不自由を伴うものは、国家安全保障に係る戦略技術なのである。其の技術が無いと、国の将来の存続に危機となり得る技術が戦略技術なのである。戦争が嫌いなのは良い。小職も嫌いである。しかし、戦争の事を考えなければ戦争に巻き込まれないなどと云う事は決して無い。必死になって巻き込まれないように努力しなければ避けられない時があるのである。)

【議題2】 池上委員長が此の取り纏め案を来週の定例会議に掛け、委員会で了承された後に文部科学大臣に提出する旨の計画が披露された。「報告書案」に対して、質疑応答の過程で多数のコメントが出されたので、其の改定については池上委員長に一任させて貰いたい旨の要請があった。

(出席された委員は、名簿順に浅島、鈴木、角南、田中、廣川、山川の各特別委員であった。前回までに特別部会で発言の多かった中須賀、西島、的川、向井の各特別委員がご出席だったら、どの様なコメントが出されただろうか。幾ら想像しても想像し切れない。)
2. 場所 文辞科学省 3階 3F1特別会議室
3. 議題
  (1) 中間取りまとめについて
(2) その他
4. 資料
  ISS 6-1-1 中間とりまとめ(案)
番号無 同 添付資料
番号無 宇宙開発委員会 国際宇宙ステーション特別部会 第4回議事要旨 
番号無 宇宙開発委員会 国際宇宙ステーション特別部会 第5回議事要旨(案)
 (配付資料には此の表示が無いが、別途、資料が配布された。)