第5回GXロケット評価小委員会

【議事次第】 【要旨】
1. 日時 平成20年4月24日(木)10:00〜11:40 【議題1】 冒頭、池上主査が4分ほど議事進行に関する話をした後、JAXAの今野プロマネが資料5-1(開発の進め方)を20分弱で説明し、更に、池上主査に促され、事務局の阿蘇企画官がアトラスXの入手性にに関する公開情報の整理結果(資料配布なし)を5分ほど掛けて説明し、その儘、1時間を越える長い質疑応答に入った。
 阿蘇企画官の説明によれば、棚次委員の指摘したRD-180の入手性に対する疑問は、公開情報に基づく一つの仮説として有り得るものの様であるが、入手性を疑う必要は無いとも推論出来そうである。詳細は傍聴記録で報告する。
 GXロケットシステムは、J-1改の計画で発足したものの、H-U6号機の失敗と基幹ロケットH-UAへの資源集中の環境下で、パッチワークの様な計画になってしまったが、其の後幾つかのパーツ生地が破れてしまい、代りのパーツ生地に取り替えようと、探し続けて来た様に映る。しかも、探し出すパーツ生地が豪華なものばかりで、当初計画のパッチワークにそぐわない物ばかりの様に映る。其の原因の一つは、計画発足(見直し)の際に、「中型」と「官民協力」以外の明確な目的・目標を掲げなかった事により、状況が変化した現在、計画を評価する拠り所が見えなくなっている事だと感じる。しかし、其れを言っても始まらないので、JAXAが国民の厳しい評価に耐えられるような、立派な計画を発表する事に期待する。

 最後に事務局が簡単に次回の予定を説明して審議が終了した。
2. 場所 文部科学省 16階 特別会議室
3. 議題
(1) GXロケットに関する評価について
(2) その他
4. 資料
資料5-1 民間要望を踏まえた今後のGXロケット開発の進め方の検討状況について
参考資料5-1 GXロケット評価小委員会の今後の予定について
参考資料5-2 GXロケット評価小委員会(第4回)議事録(案)